動植物の細胞膜は半透膜と呼ばれ、水溶液中の水分子のみを通し、他の物質は通しません。その半透膜の性質を利用した浄水システムが「逆浸透膜浄水システム」です。半透膜の穴の大きさは1nm(ナノメーター)以下といわれており、トリハロメタン、重金属類、ヒ素、農薬、放射性物質、などの有害化学物質、またウイルス等の病原微生物を徹底的に除去します。逆浸透膜システムは英語でReverse Osmosisであるため略してROと呼ばれています。逆浸透膜システムで作られた水(RO水)は、マグネシウムイオンやカルシウムイオン等のミネラル分(無機塩類)をほとんど含んでいないため、いわゆる「軟水」です。
逆浸透膜システムは、我々の生活に密接に関わっています。RO水を使って清涼飲料水などが製造されており、また医療現場では人工透析にRO水が使われております。さらに、宇宙空間では生活排水をこのシステムで浄化し、飲料水としてリサイクルされております。
- 浸透現象
- 半透膜に仕切られた濃度の異なる溶液は、同じ濃度になろうとするため、水分子が真水側から半透膜を通過し、食塩水側へ自然に移動します。これが浸透現象です

- 逆浸透現象
- 食塩水側に圧力をかけると、水分子は食塩水側から真水側へ移動し、通常の浸透現象とは逆の働きをします。これが逆浸透現象です。

逆浸透膜システムはこの現象を利用しており、安全で安心の水を得ることが可能となったのです。

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